暫定標準。TIA(アメリカ電気通信工業会)が規格を定める標準の一種で、以前は試用標準(Trial Use Standard)と言われました。緊急に必要な標準を発行するためのショートカットとして用いられ、TIAの技術委員会が発行します。本来はTIAの上部組織であるANSI(アメリカ規格協会)が発行するアメリカの標準になるべきものであるため、暫定標準の有効期限は最大3年間に定められています。 例えば、アメリカのCDMA方式に基づく第2世代ディジタル携帯電話の暫定標準であるIS-95Aは、1993年に仕様の策定を終え、1995年にTIA/EIA/IS-95Aという文書が発行されました(EIA、アメリカ電子工業会)。その後、IS-95Aの内容を改訂したIS-95Bの仕様策定が1997年に完了し、1999年には正式にANSIの標準になったANSI/TIA/EIA-95-B-99が発行されました(この段階でISの表記は削除されている)。 このようにISは暫定的なものであり、正式な標準ではありません。しかし、簡便さのために、ANSI/TIA/EIA-95-B-99とは言わず、単にIS-95とだけ呼ぶように、ISのままの呼称を用いるのが一般的です。