データベース管理システム。PostgreSQLは、1986年、UCB(University of California at Berkeley、カリフォルニア大学バークレー校)で、マイケル・ストーンブレーカー(Michael Stonebraker)教授の指導の下に、オブジェクト・リレーショナル・データベース管理システム「Postgres」の開発を開始したことが起源となっています。同プロジェクトは1994年まで続けられ、Postgresは4.2版で終了しますが、Postgresのソース・コードはIllustra Information Technologies(イラストラ)が取得して商用化しました。イラストラは、後にInformix(インフォミックス)に買収され、インフォミックスのUniversal Serverに統合されています。 Postgresプロジェクト終了後、UCBの2人の大学院生がPostgresにSQL(Structured Query Language、構造化問い合わせ言語。関係型データベースの検索・更新に使う標準言語)機能を付け加えて、Postgres95と呼びました。Postgres95は、1994年から1995年にかけて開発が行われ、メーリング・リストも設けられていました。2人がUCBを離れた後もメーリング・リストは存続し、折からのオープン・ソースに基づくSQLデータベースを求める声に応えて、Postgres95の開発が継続されることになりました。その際(1996年)、名称がPostgreSQLに変更され、現在に至っています。 PostgreSQLは、Linuxの有力なディストリビューションの1つであるRed Hatに添付されたことを契機に、急速にユーザー数を増やしています。