迷惑な商用メール。SPAM(スパム)メールとは、受け取り手の意向を無視して大量にばらまかれる広告・宣伝・勧誘などの商業目的メールのことです〔UCE(Unsolicited Commercial E-mail)、UBE(Unsolicited Business E-mail)もほぼ同義〕。SPAMとは、ある会社の豚肉の缶詰の商品名のことです。あるテレビ・コメディー番組でこのSPAMを連呼するシーンからの連想で、相手の迷惑を考えず大量に送りつけられるメールのことをSPAMメールと呼ぶようになりました。 電子メールは、その送信のコストが極めて安いので、そのようなSPAM行為を行うものは後をたたず非常に大きな問題となっています。これを受け取る側の利用者やプロバイダは、受け取りたくもないメールのために接続料金やサーバやネットワークのリソースを勝手に使われるため、迷惑なこととなっています。 SPAMメール対策は、インターネットに接続するにあたって欠かせないものになっていますが、この対策には2つの側面があります。その1つは、自サイトのメール・サーバ(あるいはメール・ゲートウェイ)が不正なメール中継(3rd Party Relay、メール・サーバを第三者へのメールの配送の中継に乱用すること)に使われないようにすることです。SPAMを行う者(SPAMMER)は、大量のメールを高速にばらまくために、第三者のメール・サーバを勝手に中継に利用することがあります。自社のサーバをSPAMメールの中継に利用されると、その後のエラーや苦情対応など大きな副作用の被害を受けることになりかねません。 したがって、インターネットから直接SMTP接続(簡易メール転送プロトコルによるメール・ボックスへの接続)されるメール・サーバでは、必ず不正メール中継に利用されないようにしなくてはいけません。現在ではsendmailをはじめ、ほとんどすべてのメール・サーバが不正メール中継を防止する機能をもっていますので、これを正しく設定できることが必要になります。