Windows NTは、1993年8月(日本語版1994年2月)に、マイクロソフト初の32ビットOSとして登場しました(最初の版は3.1)。その後、高速化、必要メモリ量の軽減、各種サービスの追加などが行われ、Windows NT 3.5にバージョンアップしました。さらに1995年末(日本語版1996年初頭)に出荷されたWindows NT 3.51で、Windows 95と同じコモン・コントロール(複数のプログラムが共通に使うソフトウェア部品)をサポートし、一部の差異を除いてAPIが統一されました(Win32 API)。 1996年8月(日本語版1996年12月)、Windows NT 4.0にバージョンアップしたWindows NTは、グラフィックスの描画速度向上のため、一部のサブシステム(UserとGDI)が、スーパーバイザ(カーネル)・モードに移されるという、アーキテクチャ面での大きな変更がありました。 2000年2月(日本語版も同時期)、Windows 2000が発売されました。Windows 2000は、従来の予定であれば「Windows NT 5.0」であったものの改称であり、OSのアーキテクチャはNTそのものです。カーネル部分もWindows NT 4.0と大きく変わってはいません。しかし、Windows 95/98系列との互換性を高めるため、各種サブシステムに大幅な改良が加えられています。 Windows NT/2000は、大きく分けて、 (1)NT Executive(エグゼクティブ) (2)サブシステム の2つで構成されています。 NT Executiveはスーパーバイザ・モードで動作し、OSの基本サービスを提供します。サブシステムはユーザー・モードで動作し、アプリケーションにAPIを提供します。