メールの受信動作を行ってからでないと、メールの送信を行えないようにする仕組みのことです。 メール・サーバから電子メールを受信するときによく使われるプロトコルにPOPがあります。POPでは、最初にユーザID(メール・アカウント)とパスワードを用いてユーザ認証を行い、認証が成功した場合のみメールの受信を行うことができます。一方、メールを送信するときに使われるプロトコルであるSMTPには、ユーザを認証する機能がありません。メール・サーバにメール・アカウントを持っていない人でもメールの送信が行えてしまうため、SPAMメールの踏み台に利用されてしまう可能性があります。そのため、POP before SMTPを設定するメール・サーバが増えてきています。 POP before SMTPでは、POPによるメールの受信動作を行ってから一定時間(数分〜数十分程度に設定されることが多い)内のみ、同じユーザからのSMTPによるメールの送信を許可します。一定時間を過ぎた場合やPOPによる受信動作を行っていない場合、メールは送信できません。なお、メーラーの中には、メールを送信する前に自動的にメールの受信を行うよう設定できる便利な機能を持つものもあります。