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スペクトラム拡散(―かくさん。Spread Spectrum) |
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日本語−【す】
スペクトラム拡散
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スペクトラムとは、情報(送信データ)を運ぶキャリア(搬送波)を周波数軸から見た場合の波形を意味します。スペクトラム拡散通信方式とは、コンピュータなどから出力されるベースバンド信号〔変調していない情報(送信データのディジタル信号)〕を乗せたキャリア(搬送波)のスペクトラムの帯域幅を、もともともっている狭帯域な周波数帯域幅よりも、数倍から数十倍の大きな周波数帯域に広げ(拡散し)、伝送する通信方式です。スペクトラム拡散は、IS-95、IMT-2000などのCDMAを用いた移動通信の基礎技術です。 ベースバンド信号を乗せた狭帯域なキャリア(搬送波)を広帯域に拡散するには、 (1)直接拡散(DS:Direct Sequence) ベースバンド信号を乗せたキャリアの帯域幅を直接拡散させて、大きな周波数帯域に広げる方式 (2)周波数ホッピング(FH:Frequency Hopping) ベースバンド信号を乗せたキャリアの周波数をある範囲内で次々に変えて(ホップさせて)、広い周波数帯を使用しているように見せる方式 の2つがあります。送信側は、ベースバンド信号(ディジタル信号)をキャリアに乗せる1次変調(情報変調)と、その変調された信号(スペククトラム)に高速で広帯域なランダム信号(PN信号。PN:Pseudo Noise、擬似雑音。拡散のために必要な一種の暗号のような信号)を乗せてスペクトラムを拡散する2次変調(拡散変調)から成ります。PN信号のクロック周波数(ディジタル装置を作動させる基準となり、同期を取るための信号の周波数。クロック・パルス)をチップ・レートと呼びます。受信側は変調と逆の処理(復調)を行い、元の情報信号(ディジタル信号)を再生します。 この場合の直接拡散は周波数ホッピングに対する用語ですが、IMT-2000でマルチキャリア(MC:Multi Carrier)に対するDS(Direct Spread)も「直接拡散」と言うので注意しましょう。
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コンパクト版 インターネット辞典 監修:東京大学大学院 情報理工学系研究科 助教授 江崎 浩 発行:IEインスティテュート (C) Hiroshi ESAKI, 2000 (C) 2002 IE Institute.co.,Ltd. IT辞典は「コンパクト版 インターネット辞典」に用語の追加・編集を行って提供しています。 |
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