スペクトラム拡散の1つである直接拡散(DS:Direct Sequence)は、拡散と逆拡散を行いますが、このとき、PN信号(Pseudo Noise、2値の擬似信号)が重要な役割を果たします。 PN信号は、送信するベースバンド信号(実際は変調されたディジタル変調信号)と同じように2値の信号ですが、ベースバンド信号よりも変化のスピードが速くなるように設定されています。 ベースバンド信号の1つの矩形波(パルスとも言う。1つのパルスが1ビットを表示)の時間をTsとすると、この信号のビット・レート(伝送速度。単位はbps:bit per second)は1/Tsとなります。 同じように、PN信号の1つの矩形波(これをチップと呼ぶ)の時間をTcとすると、チップ・レート(チップの伝送速度。単位はcps:chip per second)は1/Tcとなります。